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Q 強制受精で生まれる私
第8章 3.0度目
「それでは簡潔に。今日は浜園さんのかんしゃく持ちの治療…というのは冗談でして、骨盤底筋体操。つまり膣トレです。」

 そう言って先生はさっきのカテーテルとは違う水色のケーブルの機器を机から取り出す。ケーブルの先にはデジタルの数値計と瓜状の滑らかな何かがそれぞれの端についている。何となくだけど、先生の発言から膣圧計だと判断する。

「それを挿れろって言うんですか? 話が違いますけど。」

「挿れろだなんてとんでもない。ただこの計測器を膣内で『挟んで頂く』だけですよ。」

 この男はまたもそんな頓知めいたことを…全ての言い回しに気を配らないと何をされるか分かったものじゃない。またも罵声を浴びせそうになるけど、それらに一々反応していたら疲れるだけだとすぐさま思い至る。どのみちヤられることには変わらないんだ。

「トレーニングは訓練であって治療じゃないでしょう。」

「それを説明しようとしたのに貴方が遮ったのではありませんか。過去二回の治療を通して、浜園さんには骨盤臓器脱の可能性が出てきました。簡単に説明すると子宮を支える骨盤底筋が弱り、子宮の下垂もしくは体外に出てしまう状態のことです。本来出産後の妊婦や閉経後の女性によく見られるものですが、稀に浜園さんの様な出産の経験が無い方でも起きます。」

 絶対嘘だ。そんな大層な病気を患っているはずがない。じゃなかったら仮にも医者であるこの人にあんな好き勝手に弄られたりなんかしない。

「根拠がないわ。口から出まかせはやめもらえないかしら?」

「性器からの出血。尿失禁。いずれも骨盤臓器脱の症状と当てはまります。大袈裟に思われるかもしれませんが、医療の原則は早期発見早期治療。症状が軽い内に対処すべきです。」

 思わずやぶ医者のくせに何が、と小さくぼやく。どちらもこの男が激しくしたせいなのに、さも私に非がある様に言うのは医者どころか人間として失格だ。いやそもそも軟禁レイプしてくる時点で…以下略。考えれば考える程怒りが増すだけだ。
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