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Q 強制受精で生まれる私
第8章 3.0度目
「…もういいわ。どうせ抵抗したって無駄ですもんね!! いつも無理矢理ですし!!」

「そういう訳ではないんですが…まぁいいでしょう。では早速お願い致します。」

 太くて丸い膣圧計の先端を手渡される。その刹那、昨日の治療で散々な目に合ったあの媚薬入りの体温計のことがフラッシュバックする。これにも何か盛られているに違いない。だけど今度は上じゃない。下で咥えるだけだし、これを挿れている間はこの男も膣内には手出しできないはずだ。

 私は右手で割れ目をぐぐっと開き、左手で計測器を挿れていく。診察台の上では上体を目一杯前に起こすことしかできず、腹筋に力が入り手が震える。冷たく滑らかな先っぽが花弁に引っ掛かり、つぅと擦りながら奥に埋まっていく。

「っつ!! あぁ…」

 今思えば自分からアソコに挿入するのは初めてのことだった。この二日間、先生の方から犯しに来ることばかりだったため、命令されたとはいえ自ら進んでエッチを行うのは新鮮な経験だった。その初々しい淫らな行為により、私の中で何かが灯る。

「お、終わったわ…何をすればいいの?」

「股に力を込めてぐっと膣を絞めて下さい。正常な膣圧だとブザー音が鳴ります。」

 太腿に力を込めて、股を強く締める。膣内で楕円の触感がはっきりと感じ取れる。だが何度締めてもブザーは一向に鳴らない。悪戦苦闘していると先生が鼠径部を掴んで力強く押し、股の力に加勢する。

「ひゃあ!! どさくさに紛れてセクハラしないで!!」

「や、おかしいですね。普通なら鳴るはずなんですがね。これはもしかしたら本当に骨盤底筋が緩いのかもしれません。膣圧は射精を促すことにダイレクトに関わっていますから、早急に治さねば。そうですねぇ、何か強い振動を与えて収縮すれば…」
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