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第66章 ３日目・午前２　知らされる淫らな真実

「じゃぁ、綾子さんの
お望み通り、教えてあげようかな。
おとといの夜はね、、、」
「これ以上いいから、、、言わなくても、、、」


四月に引っ越してきてから
二人が仲よさそうに歩いているのを
よく見ていた。
まだ二十代の綺麗な女性に、
イケメンになりそうな中学生の男の子。


母子にしたら佳奈子さん、
若すぎると思ってたけど、
再婚相手の子どもなんだろうな、
そんな予想はしていた。


まさか、実の妹が
ママになっているなんて、、、
いろんな事情はあるんだろうけど、
それだけでも衝撃だった。


タケトくんの父親、
佳奈子さんを強引に娶った「あいつ」から
二人で、逃げてきたんだよね。
佳奈子さんがいるのに、他の女、連れ込んで
見せつけて、、


ただ逃げてきただけじゃなかったの？
いつから佳奈子さんとタケトくん、、、


「言わなくてもいいなんて、
綾子先生、らしくないな。
ちゃんと答え合わせしないと、、、」
「、、、そんなつもりじゃなかったの、、、
答え合わせなんて、、、
しないでいいから、、、」


明らかに綾子の失敗だった。
タケトが自分から話していないことまで
聞いてしまったのは綾子の方だ。


「じゃあ、綾子先生が言ってみてよ、
それならいいでしょ」
「言わなくたって、、、」
「違うかもしれないしさ、、、
ほら、、、」