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第71章 ３日目・昼４　恥辱の個人授業・ボクだけの先生

「来年入学するのが、
楽しみだなぁ。
みんなに綾子先生の
誰も知らない、本当の姿、
教えてあげたくなっちゃう」


「そんな怖いこと言わないで」
「そぉ？みんな、相当びっくりすると思うな、
それどころか、喜んで聞いてくれたりして、、、」
「お願いだから、、、二人だけの内緒にして、、、」


「もぉ、綾子先生、お願いばっかり。
そうやって泣きそうな顔して、可愛く言えば
今までもなんとかなってきたんでしょ。
チヤホヤされてばっかりで、
もう、苦労知らずの先生ですね」
「そんなことないから、、、」


「でも、いいですよ、
ボクの大好きな綾子先生のお願いだから、
内緒にしてあげます」
「ありがとう」
「でも、その代わり、後でまたお仕置きですよ」


タケトとの会話で、
一息つける瞬間は、もうなかった。
一難去って、また一難、
ずっとそんな調子だ。


「そんな、、、お仕置きなんて、、、」
「もうわかってないなあ。
世の中、ギブアンドテイク、でしょ。
じゃあ手始めに梨花お姉さんに、、、」
タケトがスマホに手をかけた。


「わかったから、、、
、、、お仕置き、、、
してくれて、、、いいから、、、」
恥ずかしい言葉だけれど
なんとか絞り出した。