この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
人妻教師の危険な情事 〜隣人青年に堕とされる夏〜
第63章 3日目・朝4 一男(いちなん)去ってまた一男

タケトにどこまで悪意があるのかは
分からない。
いや、全く悪意なんてないのかもしれない。
ただ、困惑する綾子の気持ちを
弄ぶような様子は、
とても中学生とは思えなかった。
「夏音ちゃんのママ、
ヒロくんに会えて、嬉しがってたよって、
きっと夏音ちゃんも喜ぶだろうな」
「お願い、娘には言わないで」
「だって、夏音ちゃん、
すごくママのこと心配してたんですよ。
4月になってヒロくんいなくなってから
元気なかったって」
アタシ、そうだったんだろうか?
自分ではわからない。
ただヒロシくんに去年の夏、
「好きです」って告白されてから
ずっと緊張状態にあったのが
ホッとした、というのは確かだった。
もしかしたらその緊張が、
綾子の生活に「張り合い」をもたらしていたのかもしれない。
まさかの年下の高校生からの告白は、
女としての潤いにもつながっていたのかもしれない。
それからの解放で、
気が抜けていたように見えていたとしても
不思議はない。
娘は、母親のちょっとした変化にも
敏感な年頃なのだろう。
ただ、その気の抜けた状態から
綾子を連れ出してくれたのは
ヒロシではなかった。
分からない。
いや、全く悪意なんてないのかもしれない。
ただ、困惑する綾子の気持ちを
弄ぶような様子は、
とても中学生とは思えなかった。
「夏音ちゃんのママ、
ヒロくんに会えて、嬉しがってたよって、
きっと夏音ちゃんも喜ぶだろうな」
「お願い、娘には言わないで」
「だって、夏音ちゃん、
すごくママのこと心配してたんですよ。
4月になってヒロくんいなくなってから
元気なかったって」
アタシ、そうだったんだろうか?
自分ではわからない。
ただヒロシくんに去年の夏、
「好きです」って告白されてから
ずっと緊張状態にあったのが
ホッとした、というのは確かだった。
もしかしたらその緊張が、
綾子の生活に「張り合い」をもたらしていたのかもしれない。
まさかの年下の高校生からの告白は、
女としての潤いにもつながっていたのかもしれない。
それからの解放で、
気が抜けていたように見えていたとしても
不思議はない。
娘は、母親のちょっとした変化にも
敏感な年頃なのだろう。
ただ、その気の抜けた状態から
綾子を連れ出してくれたのは
ヒロシではなかった。

