この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
氷の戦乙女は人たらし公爵に溺愛される〜甘く淫らに溶かされて〜
第5章 5章 陰謀渦巻く舞踏会
(まさか……!)
 嫌な予感がしたのとほぼ同時に、アストゥートがドロワーズに手をかける。彼がドロワーズを引き下ろすのを肌で感じていると、大きな音を立ててドアが壊れた。
「アストゥート!!!」
 ラウルはテーブルの上に飛び乗ると、アストゥートの髪を掴み、壁に打ち付けた。怒りでギラついたラウルの目に、カミリアは怯えるのと同時に嬉しくなる。
 いつも温厚で優しいラウルが、自分のためにここまで怒ってくれている。不謹慎だが、それが嬉しかった。

「よくも、ソニアを……」
「おいおい、そんなに怒るなよ。まだヤッてないんだから」
「黙れ」
 ラウルはアストゥートの頭を壁に打ち付け、腹に膝を入れて彼の髪を離した。アストゥートはうめき声を上げ、テーブルの上に倒れた。

「ラウル……」
 カミリアが名前を呼ぶと、ラウルはハッとして燕尾服を脱ぎ、カミリアの上にかける。
「ひとりにしてごめん。ここから出よう」
 ラウルはカミリアを抱き上げると、ここから離れた休憩室に連れていく。ラウルの体温が、匂いが、催淫剤で火照った身体を更に火照らしていく。

「苦しそうだね」
「催淫剤を……」
 カミリアがそれだけ言うと、ラウルは顔をしかめる。ラウルに迷惑をかけしてまったと反省するが、身体はラウルに期待して、更に疼いていく。

 休憩室に入るとラウルは鍵を締め、カミリアをソファに寝かせた。悲しそうな顔をして、カミリアに覆いかぶさる。
「嫌かもしれないけど、触れるよ。このまま放っておいたら、気が触れてしまうからね」
 ラウルの言葉に、カミリアはコクンと頷く。もちろん羞恥はあるが、ラウルになら触れられてもいいと思った。

「アイツに、どこまでされた? キスは?」
 ラウルの指が、唇をなぞる。背筋が粟立ち、ヴァギナから愛液が零れてしまう。
(どうしちゃったの? 私……)
 催淫剤で淫らになってしまった身体に戸惑っていると、ラウルの顔が近づく。熱い吐息が顔にかかり、胸が高鳴る。
/182ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ