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応報
第1章

「まずは、ご開帳~」
「くぱぁ… ってな。ひゃはは!」
「すっげ。尻の穴まで丸見えじゃん」

足の間に入り込んだ一人に下着が奪われ、アソコが晒け出された。しかも汚い指で強引に襞を押し開かれて、丸見えにされてる。

「…ッ、こんなことしてタダで済むと思ってんの?!」
「あ?妃咲てめぇ、まだ自分の立場わかってねーの?」

そいつはそのまま自分のボトムのベルトを外し、前を寛げた。そして…勃ち上がったグロテスクなそれを取り出した。

──待ってよ。嘘でしょ?だって、わたし──・・・!


「"ゴメンナサイ"って泣きながら、ヤられまくんだよ!!」
「ぅあああああっ!」

ズンっ、とそいつが私に全身を打ち付けた直後。体、真っ二つに裂けたんじゃないかって痛みが走った。
それは準備が出来てなかったから…だけじゃなくて、ダケジャナクテ……




「──は?なに妃咲お前、処女だったの??」


半分意識を失いかけた彼方に、間抜けな声が聞こえて…おしりの下を、生暖かいものが伝った。…それは、血。
私だけが知ってた真実が、三馬鹿に露呈した瞬間。

「マジで?こいつ、あんだけ男取っかえ引っ変えだったじゃん」
「うわ〰マジ悲惨!!まーでも、こいつの場合自業自得だよな」
「初めてのオトコ が俺ってどーよ。妃咲」

ぱちんっ、と叩かれた頬。そのせいで意識は引き戻されて、今起こっている…いや起こった現実が一気に襲いかかってきた。

初めてのオトコ?…私の『初めて』、もう無いの?自業自得?
…意味わかんない!意味わかんない!!イミワカンナイ!!!

「離せ離せ離せ離せくそバカ!死ね!私を誰だと思ってんのよ?!!あんたらマジでブッ殺してやるから!!!」

お腹の底から怒鳴っても、手足ばたつかせても。馬鹿とはいえ男、しかも三人も居たら適わなくて。
「うるせえ」で一蹴され、口の中が鉄の味で満たされるまで殴られて。抵抗する体力も気力も失った。


「あー…やっぱ処女マンやっべ…。キツ…」

無様なアヘ顔晒しながら、猿みたいに腰振り続けてる男。
緩まない拘束力。撮影し続けるスマホ。
許さない。殺してやる。抵抗は出来なくても、憎しみだけは絶やさず燃やし続けて。早く終われ早く終われと祈り続けた横で…新たな絶望が生まれた。

「なー、そろそろ"アイツ"呼ばね?」
「だな。おーい、入っていーよ」
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