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第3章 出奔でござる！！〜家出とわたしと大好きなヒト〜

密着したわたしの胸とルーさんの筋肉が付いた胸が絡み合い、
切なさがわたしに火を付け続けるようだった。

ルーさん。

ルーさん。

ルーさん…。

おかえりって言ってくれた。
かえりたかったよぅ。

にゃー…

Dカップで

良かった…（のかナ？）

「ナノったらいけないコ。おっぱい大きいの、わざと押し付けちゃって…。知ってるんだから。」

ルーさんは長い人差し指でわたしの胸の先を
摘んで、クリクリ♡っと弄る。

「ぁ…ッ♡」

そこ弱いの…
なんか、力が抜けるの。

…余計に切なくなるの…

「お口消毒しようね。」

ルーさんが優しく、だけど熱を込めてわたしを見つめる。

わたしも、ルーさんを甘えるように見上げた。

紫の瞳がアメジストみたい。

キレイ…

しばらく見つめ合った後、
ルーさんが額にキスを落とした。

そのまま、頬に、唇の上に、

そして、唇に…

チュッチュッと親鳥が雛にするように
唇に触れられる。

わたしは、ずっとずっと欲しかったもの
だけどずっと無くて寂しかったもの

が今度こそ本当に貰えるのか解らず。

火照る身体も後押しして、
物欲し気にルーさんを見上げた。