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第3章 出奔でござる！！〜家出とわたしと大好きなヒト〜

「痛痛痛痛痛( ﾟдﾟ)ﾊｯ!∑」

はぁはぁ…
あれ？
一山…越えたのか…？？

「ナノ、大丈夫？ねぇ、アタシの、アナタに入ったみたい。」

ルーさんが少し汗を流しながら言った。

わたしが散々暴れるのを優しく押えていて
力加減を気遣ってくれたのだと思う。

「ホントに？」

「うん♡」
ルーさんはにっこりした。

「はぁ…はぁ…」

もがくように彼にしがみつくと彼がしっかり抱き止めてくれてる…

昇り詰めて甘くぐにゃぐにゃになったカラダに、男性を初めて受け入れて…

走った後みたいに、ドキドキして息が上がる。

じんと痛む痛みと疲労感の中に、彼を受け入れられた
事実を理解するのに気持ちが追い付かず。

息を整えながら、彼の逞しい胸に顔をうずめた。

わたし達は繋がったまま抱き締め合っていた。

…ウソみたい…

わたし、ルーさんと、結ばれて…る？