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第4章 ヤンデレデレデレ行進曲！！でござるマジ笑えない…の巻

「お願いします。」

わたしはぼうっと頭を下げた。
ニュウさんがルーさんに外出許可を取ってくれるらしい。

少し出かける。
そのほうが良い気がした。全方位的に。

お昼寝から起きて、コトコトとシチューを作る。

こんな日は煮込みだ…煮込み。

「ネガティブよ嫉妬よ全て煮込んで溶けて消え去れ…」←詠唱

「Oh!shit！！！」←呪文

なーんてね。
虚しい……


「ひゃﾝ♡！！」

突然後ろから抱き締められてびっくりした。

「ただいま〜♡ナノ！！良い子にしてた？？」

ルーさんが満面の笑みを浮かべている。

「ナノってば料理ばかり作って、
無理してるんじゃないの…？
あまりしなくて良いからのんびりしてて。
身体に障るわ」

ね、ルーさんてめちゃめちゃ優しいでしょ？？

ペットでも良いけど飼い主（恩人）に
負荷がかかるのは本意では無い。
せめて家政婦しなきゃ…


「アナタはがんばりやさん、アナタは良いコ……」


ルーさんは呟きながらバックハグの状態で
わたしを抱き締める。

頬に優しく手を当てわたしの顔を自分の
方に向かせると、唇にキスを落とす…

あああ、さっさと寝ときゃ良かった。
そしたらあんな寝言聞かなくて済んだのに…


「ぁァ…♡」

チュ♡チュ♡
止まらないルーさんはデレモードキス責めだ。

はぅう…


だめ…そんなにキスされたら……