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第2章 歩けないでござる！！オネエとわたしと異世界リハビリの日々。

「お！美味しい！！」　

野菜のスープはトマト風味。
バジルが香る。

お魚はふっくら焼いてあり、塩気が絶妙だ。

し、幸せ…
拙者幸せでござるよぉおお！！！

「今日は食べれるわね、良かった！！たんと召し上がれ☆」

もぐもぐもぐもぐ……

ん、んまぁ〜♡♡

搾りたてミルクにパンが優しく溶けてる…
シナモンの良い香り…


…
ふと、我に返る。

何もせず、喰らうだけ。

トイレの世話までしてもらい。

介護

介護やないかい！？コレ。


…ルーさんに何のメリットがあると言うのだらうか。

ただの厄介者。だよね…

ルーさんは鋭い。
気付いたように言う。

「余計なことは考えずに、朝ご飯を楽しみなさい？食べれるなら全部食べるのよ？　アタシは、お洗濯干してくるから！」

この場で、陰キャ丸出しのネガティブ発言をしても
余計に厄介者だ。
それに、これを朝から作る労力を考えてもみよ…

ずっと食事を自炊してきたわたしには解る。
料理はむちゃくちゃ気力体力使うんだよ。

「はーい！美味しいです！！しっかり食べまーす！」

考えを振り切って、美味しい朝ご飯をしっかり頂く。