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第2章 歩けないでござる！！オネエとわたしと異世界リハビリの日々。

え？何をですかの？

「筋肉落ちたら余計発作起きやすくなるから、今日から歩行訓練するって。」

「歩行訓練？！」

「そ！歩く練習よ！…ていっても、アンタ、ハートがまだまだ弱ってる状態らしいから無理無く行くわよ。」

ルーさんは気合い充分だ。

ニュウさんは、肝心な所を言い忘れたらしい。
わたしが、忙しい中ルーさんの事を尋ねたからだ。
申し訳なか…

歩く訓練か…

『歩く』

当たり前だと思っている事が
出来なくなったら当たり前じゃない有り難い事なんだと
実感させられる。

歩くどころか、薬の効き具合によっては
動くだけで心臓がおかしくなるから。

確かに筋肉は衰える。衰えたら心臓のポンプ機能も落ちる
だから、訓練が必要なんだろうな…

切実に、
自分でトイレ位は行けるようになりたい。