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第2章 歩けないでござる！！オネエとわたしと異世界リハビリの日々。

「今、食べれるし着れるし雨露しのげる家にいる。焦る事が何があるの？？」

いや…そうですが…
拙者の家じゃありませんがの？？

「いや…面倒掛けてばかりだと申し訳無く、赤の他人、見ず知らずの馬の骨以下に成り下がったわたしに、働いてもおらず厄介かけるのは更に大変申し訳無く…」

「そんな事は出来るようになったらすれば良いのよ」

こんなポンコツな身体になってるのに？

「出来るようにならなければ？？」

「それが神様からの課題ね…働けない状態の中に、やるべき課題があるのよ…」

なるほど…悟りの境地でござるな…

…って、いやいやいやそうじゃなくってですよー？？
わたしがこんなんで迷惑負担かけっぱなしだと
嫌になるよ？？？

マザー・テレサじゃあるまいし。

「アンタね、大好きな人が病気になったり介護が必要になったり、何も出来なくなったら、価値が無くなると思う？？」


お母さんの闘病を思い出す。

「そんな事無いです！！かつて出来た事が
出来なくなっても、大好きな人の価値には変わりません！！！」

息巻いて言ってしまう。

「じゃあ何故？自分には労ったり優しく出来ないのよ？」

……ココはムー○ン谷か。。

スナ○キンと話している気持ちになる。
いや、マザーか。