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菜の花の居場所カフェにようこそ!!feat異世界オカン系男子
第2章 歩けないでござる!!オネエとわたしと異世界リハビリの日々。
「ナノ…」

夜中に隣で眠るルーさんがわたしを呼んだその声で
目が覚めて

寝相悪く後ろ向きになった姿勢から、ころんと転がるとルーさんの方を向く。

「パン…焼けたから…食べなさい…」

スー…
スー……

ルーさんは起きていない。寝言だ。

夢の中でまでわたしを、こんなにも想ってくれて…

わたしはそっと、ルーさんの大きな手に自分の手を絡めた。
ドラマで見た、恋人つなぎという手の繋ぎ方。

ん…手冷たい…?

いつも温かなルーさんの手は冷えていた。
ってコトは…

そっと頬に手を当てる。
冷たい。

やはり冷えている。
疲れなんか微塵も顔に出さないルーさんに
疲労が溜まっているのはおバカなわたしにもわかる。

温めるには人肌よ♡
ルーさんの言葉がよみがえる。

「ルーさん、ごめんね、わたしが、暖めるからね…」

わたしはゆっくりとネグリジェを脱いだ。

ショーツも脱ぐと、何も纏わない素肌で。

わたしは一本にゆったり彼に編まれたみつあみをほどいた。
髪が広がる。

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