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甘い復讐
第14章 公開処刑4日目 夜
「…はぁ…ぁ…はぁ…」

胃と大腸とは繋がったままだが、マルセルの小腸はほぼ摘出されて、金属の容器に置かれている。


「では、次は張形の入った大腸を見ていきましょう。
因みに、吸血鬼は固形物を摂取しないので、腸がとても綺麗なままですね。
我々人間では、ここに便が貯まってます。」

などと解説し、小腸側から大腸を引っ張り上げていく。


「…っ!あっ…あ!…ぁ…」


大腸を引っ張られてる間も、マルセルは力無く呻き、時折僅かにビクッと震えるだけで、殆ど反応しなくなった。



「大腸の長さは約1.6m程です。さて、最後この部分に張形が入っていますね。」

と言って、腹の奥に手を入れてS状結腸から直腸の辺りにある張形をギュウと握りしめた。


「っん!がっ!あっ!あああああ!」


すると、殆ど気を失い掛けていたにも拘らず、マルセルはカッと目を見開き、急に激しく痙攣を繰り返し始めた。

ペニスは反り立ち、ビクンッ!ビクンッ!と何度か震えたかと思うと、潮を吹きながら果ててしまった。


絶頂を迎えたと同時に、マルセルは気を失い、後はガクガクと意識無く痙攣を繰り返すだけになった。


白い仮面の紳士は、ぽっかり空いた腹の中から血塗れの手を引き抜き、マルセルの解剖ショーは終了した。
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