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甘い復讐
第12章 公開処刑3日目 夜
「…お、お願い…!ロイスを…、ロイスを助けてあげて…!」

余りにも辛そうなロイスをみかねて、サラも男に叫んだ。

「…ダメだ。」

すると、この時、初めて男は口を開き、一言だけそう言った。


「…くっ…あっ…お、俺から…も…た、頼む…!」


マルセルとトーマスもサラに続き、男に懇願したが、それ以降、男は口を開くこと無く、隅から苦しむ4人を眺めるだけだった。




8時間が経過するころには、腹の傷はすっかり元通りになった。

しかし、快楽の波は途絶えること無く、サラ達の身体を蝕んだ。

イクことも出来ず、ただ緩い感覚だけが下腹部を責め続けている。


「…あっ!あっ……んっ!あっ……!」


誰か…誰か、この両手を縛っている鎖を外して欲しい。
それか、張形を動かして中をめちゃくちゃに擦って欲しい。


今なら、何をされても気持ち良くなってしまいそうだ。


そう。さっきみたいに、腹の中をぐちゃぐちゃに破壊してくれても良い。


刺激が欲しい。


兎に角、この身体の疼きを止めて欲しい。




気が遠くなるほどの時間だった。

4人とも汗びっしょりになって、身体をくねらせている。


突然、部屋のドアが開き、アルバートとゴードンが中に入ってきた。


「おはよう。昨夜はゆっくり休めたかな?」


苦しむ4人の状態を、じっくり観察するように見ながら、アルバートが言う。


「…ふっ、ふざけるな!」


トーマスが叫ぶように言ったが、声が上ずってしまう。


「はっはっはっはっ。随分と気に入ってくれてるようだな。
今日は、たっぷりとお前達を可愛がってやろう。
早く擦って欲しくてたまらんのだろ?」


ニヤリと笑いながら、トーマスの尻穴の張形を指でツンツンとつつく。


「…はっあっ…や…やめ…。」


ビクッビクッビクッ!!!


ほんの僅かな刺激なのに、身体に衝撃が走った。


「…ん…あっ…あっ!あっ!」


トーマスは、顔を真っ赤にしながら、ビクッ!ビクッ!と何度も痙攣を繰り返している。


「トーマスに、何をした?!」

マルセルが叫ぶ。

「何もしてないぞ。ただ、触れただけだ。」

アルバートはそう言って、マルセルの張形もつついた。


「…ふぁ!あっ!あっあっ!!!」


その瞬間、マルセルもトーマス同様、ビクッ!ビクッ!と身体を震わせてしまった。

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