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第14章 公開処刑4日目 夜

4人はそれぞれ部屋の四隅に運ばれた。

その前に観客達が集まり輪を作った。


「さて、皆さんお集まりいただけたでしょうか？
これより、どうこの吸血鬼どもを責めるか、皆さんでご相談いただきます。
決まりましたら、道具類はこちらに準備していますので、各々で初めてください。」


観客達は各々が定めた吸血鬼の前に立ち、彼らの身体を舐めるように眺めながら、楽しそうに、これから何をするかについて相談を始めた。

皆、仮面で顔は隠れているものの、新しい玩具を与えられた子供のように無邪気に目を輝かせ、どれだけ残酷な方法で吸血鬼どもを痛め付けられるのかを考えているのだ。


サラ達には、少しの尊厳も無かった。
何を言っても無駄…。

そんな絶望が、4人を支配していた。



相談の結果、ロイスは膣と尻穴にガラス棒を何本詰め込めるか賭けの対象にされることが決まった。

マルセルは、剣の達人という紳士に試し斬りされたあと、医者の夫妻に解剖されることになった。

トーマスは、媚薬を投与され、めちゃくちゃに責められる。

サラは、自ら膣と尻穴に剣を刺し込まなければならなくなった。


拒否することは出来ない。
拒否すれば、たちまち仲間の死が待っている。


サラ達は、お互いを死なせない為に、この夜も苦しみ続けなくてはならないのだ。




「では、初めましょう！」


アルバートの声で、最悪の時間が始まった。