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Memory of Night 2
第11章 懐かしい記憶

 そのあとは、晃の部屋でのんびり過ごした。
 ゲームをしたり、昼寝をしたり、晃がどこからか見つけてきたアルバムを見せてもらったりした。
 小さい頃の晃が見られたのも楽しかったが、晃の父親の写真も見ることができた。確かに母親よりも父親の方が似ている気もする。
 六時過ぎに夕食に呼ばれ、団欒しながらカレーを食べた。晃の母の手料理は、驚くほど美味しかった。
 そして、晃の家を出たのは八時近くなってからだった。

「本当に歩いて帰るの? 暗いし、車で送るわよ!」
「母さんの車じゃ自転車積めないでしょ?」
「大丈夫ですよ、そんな遠くないし、男二人だし」
「でも、最近物騒なニュースも増えてるし。後ろ倒してどうにか乗らないかしら……」
「……いいって、そこまでしなくて。食後の運動だよ、運動。また来るよ」
「今度は連絡してね。あ、あと晃、進路と予備校のテスト結果も……」
「はいはーい、あとでね。じゃ、また」

 晃は母の言葉を遮り、玄関のドアを開けた。
 人の言葉を遮るのは珍しい。前に言っていた母が過保護という話を思い出し、宵は苦笑する。
 確かに、少し過保護かもしれない、と思う。

「お邪魔しました。カレーごちそう様です」
「あ、ええ、またいつでも遊びに来てね。晃をよろしく」
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