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Memory of Night 2
第48章 すれ違いの行方

 気付けば晃のをしごく宵の手は、ほとんど止まったままだった。それがもどかしかったのだろう。
 晃から口淫を求められ、頷く間もなく膝をつかされる。
 滾ったそれを口いっぱいに押し込まれた。
 頭を抑えられ、晃が腰を振るたび容量を増した肉棒が喉奥まで進入してきて、異物感にえずきそうになる。苦しさに、眦(まなじり)には涙が浮かぶ。
 半ば無理矢理咥えさせられているのに、体は勝手に興奮してしまう。前を触ってほしかった。

「ふ、ふう……」

 無意識のうちに、晃の膝に自分のを押しつけていた。刺激が欲しい。
 気付いた晃が吐息混じりに笑った。

「ごめん、そっちは届かないから、こっちで我慢して……」
「うう……!」

 言いながら、左手で再び宵の乳首に触れる。摘ままれ、押し潰されたり引っかかれたりするとたまらなかった。

「う……っ、んん……っ」

 反射的に逃げようとするも、頭をがっしり押さえ込まれてはそれもかなわない。
 晃の体が震え、熱い吐息を吐き出す。イキそうなのだとわかり、宵は夢中になってしゃぶった。
 晃は喉奥に挿入したそれを、緩くまわした。

「俺の飲んで、全部……」
「ん……」

 宵は必死に頷いた。
 瞬間、熱い迸りが喉の奥に勢いよく流れ込む。口内も犯され、乳首を指で痛いくらいに摘ままれ、宵もほぼ同時にスウェットの中で達していた。
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