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Memory of Night 2
第12章 夜のお散歩

 文句を言いたいのに、口を開けば喘ぎ声が漏れてしまいそうで何も言えなかった。

「これが三」
「さ……ん?」

 なぜ今度は数字なのか。弱の次は中とか強じゃないのかと、アパートのガスコンロを思い浮かべながら考える。

「十段階だからね、どこまで我慢できる?」

 晃は宵の目前に来て、目線を合わせるようにしゃがんだ。
 宵は首を振る。すでに立ち上がるのが辛いくらいなのだ。

「ほら、また人来ちゃうよ。具合悪いのかと思って救急車呼ばれちゃったらどうするの?」
「……そう思うなら、止めろ」
「えー、そんなのつまらないって」

 晃は宵の手を掴み、無理矢理引っ張りあげようとする。
 立ち上がろうと下半身に力を込めれば自然と尻にも力が入り、中のおもちゃを締め付けてしまう。
 それでもどうにか立ち上がり、宵は歩き出した。
 この責め苦から逃れるためには、一刻も早くアパートにたどり着くしかないのだ。

「まだ余裕かな?」
「うっせー」
「あ、また人が来る」

 今度は犬を連れた人影だった。
 まだ遠くにいるため、性別や年齢はわからない。
 晃はポケットからリモコンらしきものを取り出し、押した。

「あぅ……っ」

 さらに振動が強くなる。
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