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Memory of Night 2
第12章 夜のお散歩

 自分の指でさえ、触れるとびくんと体が跳ねそうになる。じんじんと、疼くようだった。
 それでも取らないわけにはいかない。
 宵はさらに奥へ、指を押し込む。

「は……あ」

 人差し指だけでは届かず、中指も押し込んだ。穴を広げられる感覚に、全身が粟立つ。指が内壁を刺激し、ぞくりとした。
 自分でこんな場所に手を入れたことはない。いつも晃がしてくれるからだ。そのせいで、尻への刺激は晃に触れられる時の感覚に直結した。

(くそ、取れねー)

 指先が触れはするのに、狭くてなかなか取り出せない。
 宵は足をさらに開き、背をバスタブに寄りかからせてさらに奥に指を押し込んだ。

「ん、んぅ」

 前が微かに反応してしまう。浴室では自分の息遣いが反響し、それもたまらなく嫌だった。
 あと少し。どうにか二本の指で押し広げ、ローターを取り出した。

「はあ、あ」

 だが、何もなくなった後ろがひくひくと収縮した。疼いてたまらない。宵はもう一度、そこに自分の指を挿入した。

「ん、あっ」

 漏れ出た自分の声のボリュームに驚き、もう片方の腕で唇を塞ぐ。
 安いアパートの浴室の壁は薄く、下手に声を上げれば、隣に聞こえてしまうのだ。
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