この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第19章 夏の思い出

 正直、調べることでもないような気がしたが、明は真剣な顔でスマホをポケットから取りだし、調べ始めてしまった。

「『恋をした時に芽生える感情』……だって」
「わかってるよ、そのまんまじゃねーか」

 宵の指摘に、今度は隣で頭を抱えてしまう。
 なんだか発狂でもしてしまいそうな様子だった。大山の気持ちを知ってしまい、だいぶ困惑しているんだなと言うのが伝わり気の毒にも思えた。
 だが、昨日の抱きしめられていた様子や海からの帰り道での様子、今までの学校でのやり取りを見る限り、決して迷惑そうに思っているようにも見えないのだ。

「……そんな真剣に考える必要ないだろ」
「……何そのチャラ男発言」

 明に睨まれる。

「別に大山に対してじゃないって。恋愛感情がなんなのか、そんなの真剣に悩まなくていいだろって言ってんの。ーー昨日、大山に抱きしめられてヤだった?」
「え……っ」

 宵の質問に、わかりやすいほど明は顔を真っ赤にした。

「や、ヤじゃないけど」

 自分を心配しての咄嗟の行動は嬉しかったと小声で言った。

「なら、まずは友達から付き合ってみればいいじゃん。アリなんだろ、そういうの」
「別にナシとかじゃないけど……っ。そもそも告られてないんだって!」
「あー……」
/606ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ