この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第19章 夏の思い出

 明は言葉に詰まる。
 何も返せないまま、顔を伏せてしまう。照れているような、戸惑っているような、どちらともつかない反応だった。
 がつがつと聞くのも不躾な気がして、宵はまた話題を変えた。

「そういえば、体調は平気なのか?」
「え? ああ、全然大丈夫ー。宵は?」
「筋肉痛くらいかな」
「あ、それはあたしもある」

 明は苦笑した。
 それから明も宵の隣に腰を下ろし、躊躇いがちに聞いてきた。

「ねえ、彼女さんのどこが好きなの?」
「は?」
「ギャンブルも酒も煙草もするってことは相手二十歳以上でしょ? どこで出会ったわけ? あー、出会った場所はいいや、どういうきっかけで好きになったの? どこが好き? どれくらい好き?」
「なんなんだよ、急に」
「いいじゃん、あんただってあたしにいろいろ聞いてきたでしょ! 教えなさいよーっ」
「……やだ」

 教えるも何も、春加とはもちろんそんな関係ではないし、好きだと思ったこともないのだから話しようもない。

「けちー! 昨日も言ったじゃんっ。恋愛感情がどういうものかわからないんだよ。教えて!」
「無茶言うな、人から教わるもんじゃねーんだよ! 調べろっ」
/626ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ