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Memory of Night 2
第20章 秘密のお薬

 微かに息を弾ませながら、宵はゆっくりと腰を落とした。

「ん、う……」
「っ……」

 心配した通り中はまだ狭い。二日空いているし、ほぐしていないのだから当然だ。
 痛むのか、息を詰める宵に晃は提案する。

「一人が大変なら、しょうがないから手伝ってあげる。宵、自分の乳首触って」
「……はあ? やだ、そんなんおまえが……っ」
「それじゃいつもと一緒じゃん。気持ちよくなれるように最低限の指示だけ出してあげる。早く触って、両方の乳首」
「…………っ」

 反抗的な目で睨まれはしたが、実際どうしようもないようだった。
 本当は前を触った方が力みは弱くなるだろうが、宵のはすでに硬く張り詰めだらだらと先走りを垂らしていて、小さな刺激でもイってしまいそうだった。だからあえて乳首にしたのだ。
 宵は片手を晃の足に突き、もう片方の手で胸の突起に触れた。白い肌の上で綺麗なピンク色をしている。

「は、ああ……」

 甘い吐息が漏れる。
 宵ははっとしたような顔で、慌てて唇を噛んだ。

「いいよ、抑えようとしなくて。……もっと宵の声聞きたい」
「やだ、んんっ、やあ」

 口では反発しようとしても、体は正直だった。必死で乳首をつねったり引っ掻いたりして刺激している。そうしながら何度も体をくねらせていた。
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