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Memory of Night 2
第21章 宣伝用ポスター

「あんた、いい加減にしろよな。あと出しの情報やら条件多すぎだろ」

 帰り道。春加が運転する車の助手席に座り、宵は積もった不満をぶつける。
 春加が家に来るということで、久しぶりに車で送ってもらうことになった。
 自転車もあるし前回ドライブで連れまわされたこともあり宵は最初拒否したが、バイトを上がった時にはちょうど小雨が降ってきていたのだ。傘もカッパも無いので、ずぶ濡れで帰ることになってしまう。仕方なく、乗せてもらうことにしたのだった。

「ん? 何が?」
「何もクソもねー、全部だ全部」

 溜まった不満の原因は、部分的な話ではない。

「やり方が汚ねーんだよ。ポスターの件も泊まりの件も、なんも聞かないうちに決まってることばっかじゃねーか」
「泊まりは言ったろ? 他も別に決まっちゃいなかったじゃん。詳しい話をしようと思ってたけど、スマホ壊れてたとかで電話に出なかったのはそっちだろ。バイトにも来なかったし」
「…………」

 バイトを休んでいた期間なんてほんの一週間ほどだ。スマホが使えなかったのもせいぜい三日くらい。
 そもそも、そんな急に動き始めた話でもないはずだ。もっと前段階で受けるかどうか聞くのが筋というものじゃないのか。
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