この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Memory of Night 2
第48章 蜜月

 正直なところ、勢いで口走ってしまったものの晃本人に「うん」と言われたらかなり凹む気はしたが、もう撤回するにしても遅い。
 自分とのセックスより自慰の方が好きだから、宵の誘いを断り浴室でこっそりやっていたのではないのか。それなのに、自分を見つけた瞬間それを手伝わせようとしてくるなんて、最低だと思う。
 怒りというよりも、そんな扱いがショックだった。

「……え? 何を?」

 だが、とうの本人はあっけらかんとした顔で首をかしげている。

「……は? 何って、さっき風呂でしてたことだよ。俺とセックスするより、一人でやる方がいいんだろ? だったらーー」

 最後まで言わせてはもらえなかった。晃はかぶせるように否定してくる。

「待って、なんでそうなるの? 宵とする方が何百倍もいいに決まってるだろ?」
「嘘ばっか。……全然誘ってこなかったじゃん」

 語尾がつい小さくなる。まるで誘われるのを待っていたような言い方になってしまった。

「大きな怪我してたし、無理させて痛い思いをさせたくなかったんだよ。でも大丈夫そうだったからーー今日誘うつもりだったんだけど」

 ドライヤーを置き後ろから抱きしめられる。耳元で響いていた風の音がやみ、晃の声がダイレクトに鼓膜を刺激してくる。
/928ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ