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Memory of Night 2
第49章 エピローグ

「ーーあ、宵くん。せっかくだしちゃんと雇用契約しとく?」
「……雇用契約?」
「そうそう。大学生になるんでしょ? またバイトするでしょ? 大学生活に慣れてきたら、ここに働きにおいでよ。今度はちゃんと合法で雇えるから」

 今までは年齢的にアウトだったので、契約書も詐称があったし給料も手渡しだった。

「いや、でも、車の免許も取りたいし、しばらくバイトするかどうかは……」
「いいからいいから。とりあえず雇用契約だけ、ね? そうすれば、やりたいときにすぐできるしハルちゃんの店にもヘルプに行けるよー」

 亮の言葉に、千鶴も頷く。

「それ、いーね。マスターがこいつの給料払ってくれるなんて!」
「あれ、僕が言ったのはそういう意味では……。まあ、いいか。新店舗オープンのお祝いに、宵くん無料で貸し出してあげるよ」
「ーーよし、決まりだ! 宵、今後もここでバイトしろ!」
「……いやいや、俺の意志無視して勝手に話進めんな!」

 だが、やはり時給二千円は破格。
 辞めるための挨拶で店に顔を出したはずなのに、なんやかんやで結局雇用契約して帰ってきたのだった。

「俺はわかるけど、なんでおまえまで雇用契約してんだ。東京行くくせに」
「……やっぱあのマスター? 口、上手いよね」

 晃はそのあとの会話を思い出していた。
 宵が契約書を記入している間、亮は晃にも耳打ちしてきた。
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