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Memory of Night 2
第7章 緊縛イベント

「手袋、邪魔」
「そりゃ拘束具だからね、一応。口だけでまずは頑張ってみて」

 仕方なく、両手はそのままにして晃の分身に舌を這わす。すでに結構な硬さだった。

(熱い……)

「んっ……」

 先っぽや竿の部分を横笛を吹くように舐めてから、口を開けて咥えこむ。性器の熱さを敏感な口腔で感じ、ぞわぞわと肌が粟立った。
 これを、いつもどこから受け入れてどこで感じているのか、頭よりも体が覚えている。

「ふぅ……」
「ずいぶん気持ち良さそうな顔で舐めるね。俺の、好き?」

 問われて、つい首を振ってしまう。

「嘘ばっか。宵は好きだろ、俺のこれ。いつも咥えこんで離さないもんな。入れるだけですぐイッちゃうし」
「んん……」

 後ろに突っ込まれた時の感覚を思い出してしまい、宵はぶるりと腰を震わせた。想像するだけで、中がひくつく。
 再び晃の手で、胸元周辺や腰、太ももを撫でまわされる。
 乳首に触れてほしかった。いっそ摘まんで弄ってくれたら、とさえ思う。
 一方の晃はまだ余裕そうだった。いつも一方的に責められて、イカされる回数だって自分の方が多いのだ。今日こそ晃を先に、と思う。
 宵はさらに奥まで咥えこみ、舌と唇を絡めながら抜き差しを繰り返した。口をすぼめ時折吸うと、先走りの味がした。
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