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Memory of Night 2
第7章 緊縛イベント

 上から聞こえる息遣いで、晃も感じてくれているのがわかる。

「……っ」

 晃が、息を詰めた。絶頂が近いとわかり、宵はさらに唾液を絡め、抜き差しのスピードを速めた。知らぬ間に夢中でしゃぶっていた。

「んうっ」

 ふいに晃に頭の後ろを掴まれ、喉の奥まで突っ込まれた。
 めいっぱい押し込まれた苦しさに、宵の眦に涙が滲む。

「出すよ……?」

 頭上から降ってくる、掠れた声。

「飲んでくれる?」
「う……ふうっ」

 頭を抑えられたままでは拒否できるはずもなく、頷くほかなかった。
 晃の体が深く折れ、のど奥に勢いよく発射される。えずきそうになるのをどうにかこらえ、必死に飲み下した。
 飲み込みきれなかった白濁が唇の端からこぼれ、ようやく晃が頭から手を離した。
 晃のものを抜き、宵は激しく咳き込んだ。

「……ごめん、つい力が入っちゃって」

 晃がすかさず背をさすってくれる。

「上手になったね。本当に口だけでイカせてもらえるとは思わなかった。今日は積極的だね」

 晃の声も心なしか艶っぽい。
 だが、宵のある部分に気付いて目を見開いた。

「……こんな濡らしてたんだ。舐めてるだけで感じちゃった?」

 かあっと頬が熱くなる。
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