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訪問 パティシエSana
第16章 妻と愛人のひとり
 そして、逃げた若い男は最寄り駅前で張り込みの刑事や警官と格闘の上に逮捕されていた。何せ顔といい衣服といい其処ら中に血痕がついていたからだ。が、以前からマンション周辺の住民から不審者情報が出ている男として防犯カメラから判明して、マークを開始されていたのであった。最寄り駅で張り込みが始まった日の出来事であったのだ。警察は午前中から事件を起こすとは思わなかったようだ。
 若い男は以前にSanaの同居していた元彼と判明した。Sanaに逃げられたのを恨んでの犯行と供述したようで、皆がそうだったのかと納得したのであった。AyaはSanaに貰ったスカートをはいてドアを出てきたので見間違えられたのであった。そのスカートは仲良しだった時の若い男のお見立てであったからだ。
 色々と不審なことはあったが事件としては決着を見て終わっていった。そして、借り上げ女子寮は安全対策の為早急に廃止と決まった。Ayaはその日の内にお父さん宅に引き取られていってしまい女子寮は無人になった。無論、Sanaも取り調べられたが一方的な逆恨みであったから何の問題も無かった。むしろ出勤日で当日は居なかったので良かったとの人々の話が、実は林社長宅に既に転居をしていたと公になった。そのことが知れ渡って社内の人々を大いに驚かした。
 Sanaは『あそこも短いが気も短い、まったく』と独りごちて、無視している。とにかく結果的に林の愛人のひとりは元の鞘に納まってしまったので解決したことになったかのようだった。が、・・・。
 そんな襲撃事件があって一時は社内もざわついたが、遅れていた新店のお披露目となる日がいよいよ決まって一同はその準備に忙殺されていった。いつしかそのことは話題にならなくなり忘れさられて行った。
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