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訪問 パティシエSana
第3章 扉の向こう
 早苗は部屋に帰って、食料などを適当に並べたあと、姿見の前で自分を点検してみたが変わった様子が分からなかった。ノーパンが分かるはずもない、ましてあの飾りも見えない。とても地味ないで立ちである。静かな室内だと動くたびに鈴の音がする。そして、ジーという官能の電流は発電されたままに体をめぐる。
 携帯を持って電話の履歴から、あの男のコールセンターへ電話を掛ける。なかなか出ない。さんざんまたして応答が独特なトーンで始まる。名前、住所やら訊かれてご用件はと聞かれたのでまず電話に出るのが遅いと一発かましてから本日サポートしてもらったが不満である。それらごりごりと述べて、もう一度来て余計な、しのけたことを直して欲しいとクレームをつける。何だかんだとやり取りをして明後日の午後で決着したが、大枚五千円が掛かるのを『うん』と言わされた。クレーム付けて指名は矛盾しているが、結論としてあの男はやってくる。
 早苗は夕食を適当にたべ、久方ぶりに風呂にはいってあそこをよく洗いさっぱりして寝た。寝不足であったので、飾りはついたままなのでクリトリスからの刺激は感じてはいたが前後深くに寝てしまった。
 夢を見た。
 それは初めて経験をしたときの激痛で喚き散らしている浅ましい姿のものであった。大勢に囲まれているのに誰に訴えてもへらへら笑うばかりで取り合ってくれない。そして、あの音が聞こえる。リンリンと微かな音である。それが止んで静寂のなかにじょりじょりと髪を切っている音が大きくなってくる。
「もじゃもじゃじゃあ、もじゃもじゃじゃあ。」と、はっきり聞き取れると目が覚めた。
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