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訪問 パティシエSana
第1章 出会い
 あの男はおもむろに先ずは表示している画像がなんであるかを調べ始めた。ファイル名が分かれば簡単なのである。が、あの男は、まずは順にそって説明を始めた。
 データを保持したままの駆除は限界があり上手く行かない場合があること。それでも、別途に作業料金が発生すること。ウイルス対策ソフトの導入する場合はソフトの利用料と、さらに設定料金が発生すること。また、不正サイトからの完全な遮断ができない場合があること。など、くどくどと、背中越しに女の様子を窺いながら説明をした。
「いくらぐらい掛かりますか」と俯いたまま言うと、前髪越しに目をあげた。
「一万円程度はかかりますが後からの請求になりますので本日にお支払いではありません」と気の毒そうに言ったが、あの男は内心は舌なめずりをしていた。金になる。
 職業柄のゆえであるのか、女は化粧化もなくナチュラルに眉毛を細く整えているだけであった。畳に着いている手の指先もナチュラルで深爪あった。寝巻代わりに着ているらしいスエット越しでもほっそりした体つきにみえる。がしかし、その身体は鍛え抜かれた筋肉のうえに女らしい柔らかな皮膚が覆っているのを隠しているのに違いない。若鮎のような反応をする体。それは朝から深夜までのスイーツ作りと言う重労働をこなしていて体幹が鍛えつくされた身体である。
「高いですね。でもお願いします」と言って、パソコンの画面を恨めしそうに睨んだ。
「では、作業を開始しますが午前中は掛かりますがお時間は大丈夫ですか」と了解を得たのち、パソコンの画面をあの男は自分の方にずらして女からはよく見えないようにした。見られては具合が悪いからである。画像はマルウエアであり、そう簡単には削除出来ない。削除ワクチンを使用しなければならない。後でやることにして、元彼のいたずらの痕跡を探すこととした。WEB閲覧履歴のチェック、ダウンロード履歴などを調べて行く。そして、隠しファイルや隠し画像、動画があった。その中にこれはと言う画像集があった。その画像集をデスクトップに出力させて、スライドショーで画像が出るようにした。時間は起動後30分としその間に完了をすることにした。女は悪い彼氏を持っていたようだ。
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