この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第1章 1皿目
「おっ」
「あ…あぁ、なんて、こと…」
エプロンの隙間を縫って私の胸からブラジャーが離れていく。洲は手にしたそれを確認すると「ツルツルじゃないのか」と小さくぼやくと、私の手首を掴んで玄関に立て掛けてある姿見の正面に立たせる。未曾有の色に当てられた私は、直接的なことはまだ何もされていないにも関わらず、ぼんやりとする意識に微睡む。
洲に促されるままに鏡の前に立つと、生まれたての小鹿の様に吐息を漏らしながらふるふると震える私と、私よりも遥かに背格好の大きい肉食動物が映し出されていた。鏡に映る洲はまるで狼男の様に私の知らない巨大な獣の姿に見えて、羽交い締めするその腕は優しさに溢れているのに、食いきるまでは絶対に離さないという確かな意志をひしひしと感じさせる。
このままじゃ食べられちゃう…絶体絶命な生命の危機を前にして、私は何故かこの獣に食べられたいと思ってしまう。私を捧げたかったのは佐藤 洲という愛する夫であって、目の前の鼻息を荒くした卑しいビーストじゃない。なのに捕らえた獲物を見せびらかすように、エプロンの上から私が着けていた胸着を元の位置に被せては、キレのある犬歯が見える程に口角を上げるその顔に、子宮まで武者震いの如く萎縮してしまう。
「やっぱり。思った通りだ。ピンクのフロントホックなんて、随分と愛くるしいのを着てるじゃないか。いつもヨレヨレのみすぼらしいやつばかりのくせに、何の心境の変化だい?」
「やぁ…見せびらかさないで。恥ずかしい…」
「そんなに自信がなかったの?」と問いを投げ掛けながら、洲は無防備になった生乳をわしゃわしゃと弄くる。洲以外の人とは勿論のこと、今私の体を好き勝手にしている夫でさえ、ほとんど性体験もなく今日まで至るというのに、ぐにぐにとゴム毬をいやらしく握っては指の腹で引っ掻くその手付きに、私の身体はぴくりぴくりと痙攣し身悶えしてしまう。
「あ…あぁ、なんて、こと…」
エプロンの隙間を縫って私の胸からブラジャーが離れていく。洲は手にしたそれを確認すると「ツルツルじゃないのか」と小さくぼやくと、私の手首を掴んで玄関に立て掛けてある姿見の正面に立たせる。未曾有の色に当てられた私は、直接的なことはまだ何もされていないにも関わらず、ぼんやりとする意識に微睡む。
洲に促されるままに鏡の前に立つと、生まれたての小鹿の様に吐息を漏らしながらふるふると震える私と、私よりも遥かに背格好の大きい肉食動物が映し出されていた。鏡に映る洲はまるで狼男の様に私の知らない巨大な獣の姿に見えて、羽交い締めするその腕は優しさに溢れているのに、食いきるまでは絶対に離さないという確かな意志をひしひしと感じさせる。
このままじゃ食べられちゃう…絶体絶命な生命の危機を前にして、私は何故かこの獣に食べられたいと思ってしまう。私を捧げたかったのは佐藤 洲という愛する夫であって、目の前の鼻息を荒くした卑しいビーストじゃない。なのに捕らえた獲物を見せびらかすように、エプロンの上から私が着けていた胸着を元の位置に被せては、キレのある犬歯が見える程に口角を上げるその顔に、子宮まで武者震いの如く萎縮してしまう。
「やっぱり。思った通りだ。ピンクのフロントホックなんて、随分と愛くるしいのを着てるじゃないか。いつもヨレヨレのみすぼらしいやつばかりのくせに、何の心境の変化だい?」
「やぁ…見せびらかさないで。恥ずかしい…」
「そんなに自信がなかったの?」と問いを投げ掛けながら、洲は無防備になった生乳をわしゃわしゃと弄くる。洲以外の人とは勿論のこと、今私の体を好き勝手にしている夫でさえ、ほとんど性体験もなく今日まで至るというのに、ぐにぐにとゴム毬をいやらしく握っては指の腹で引っ掻くその手付きに、私の身体はぴくりぴくりと痙攣し身悶えしてしまう。