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Eat me 完熟媚肉と秘蜜のレシピ
第2章 2皿目
「うそ…うそだよ…だって、あれは、夢で…」
「夢? …あぁ、そういうこと。またいつもの癖が出ちゃったんだ。それじゃあ、しかたないか」
「なに、言ってる、の…癖って、なんのはなしー」
「しょうがないけどさ。昨日あれだけ気持ち良さそうに啼いてたくせに、無かったことにされるなんて、さすがに傷ついちゃうなー。俺、結構頑張ったつもりなんだけどなー。そんな平気で人を傷付ける悪い子の栞は…」
洲はまるで悪ガキの様な口調で、わざとらしく語尾をワントーン上げて私に悪いことをしているだぞ、と責める。何か言い返さなきゃ。何でもいいから違うんだって声に出さなきゃいけないのに、急に喉が詰まり声が出せない。
何故だか『その先を言わせてはいけない。』というとてつもない嫌な予感がして、私は必死な想いでせめて目配せだけでも伝えようと、洲の眼差しと向き合った、その瞬間。
洲は悪魔の様なしたり顔で、真っ直ぐに私の眼を捉えて…たった一言、呟いた。
「『おしおき』、しないとね」
『おしおき』…そのたった四文字を聞いた瞬間、私の身体は制御不能になったかのように、ふっと力が抜けて弛緩してしまう。骨抜きの呪いをかけられた私は、洲の支えが無ければそのまま泡となって地に消えてしまいそうな程に、脆く軟らかい存在に成り下がり、そんな私に洲は昨夜を彷彿とさせる恍惚な笑みを向けてくる。
「あ…あぁ…おし、おき?」
「そう。『おしおき』だよ…いや。今日はまず躾をしないとね。いつも家に着く頃にはお風呂も入った後だったけどさ。亭主が居ないのをいいことに、いつもあんなことしてたんだ?」
体が言うことを聞かないのをいいことに、洲はタコの様に滑らかな動きで腕を動かし、私の背後に回ると、逃がさないとばかりに腕を回して、覆うように羽交い締めにする。今の私に抵抗なんてできるはずがないと理解しているのか、すぐに洲は拘束に対して一切の力を加えることなく、その代わりとばかりに愛撫に精を出し始める。
「夢? …あぁ、そういうこと。またいつもの癖が出ちゃったんだ。それじゃあ、しかたないか」
「なに、言ってる、の…癖って、なんのはなしー」
「しょうがないけどさ。昨日あれだけ気持ち良さそうに啼いてたくせに、無かったことにされるなんて、さすがに傷ついちゃうなー。俺、結構頑張ったつもりなんだけどなー。そんな平気で人を傷付ける悪い子の栞は…」
洲はまるで悪ガキの様な口調で、わざとらしく語尾をワントーン上げて私に悪いことをしているだぞ、と責める。何か言い返さなきゃ。何でもいいから違うんだって声に出さなきゃいけないのに、急に喉が詰まり声が出せない。
何故だか『その先を言わせてはいけない。』というとてつもない嫌な予感がして、私は必死な想いでせめて目配せだけでも伝えようと、洲の眼差しと向き合った、その瞬間。
洲は悪魔の様なしたり顔で、真っ直ぐに私の眼を捉えて…たった一言、呟いた。
「『おしおき』、しないとね」
『おしおき』…そのたった四文字を聞いた瞬間、私の身体は制御不能になったかのように、ふっと力が抜けて弛緩してしまう。骨抜きの呪いをかけられた私は、洲の支えが無ければそのまま泡となって地に消えてしまいそうな程に、脆く軟らかい存在に成り下がり、そんな私に洲は昨夜を彷彿とさせる恍惚な笑みを向けてくる。
「あ…あぁ…おし、おき?」
「そう。『おしおき』だよ…いや。今日はまず躾をしないとね。いつも家に着く頃にはお風呂も入った後だったけどさ。亭主が居ないのをいいことに、いつもあんなことしてたんだ?」
体が言うことを聞かないのをいいことに、洲はタコの様に滑らかな動きで腕を動かし、私の背後に回ると、逃がさないとばかりに腕を回して、覆うように羽交い締めにする。今の私に抵抗なんてできるはずがないと理解しているのか、すぐに洲は拘束に対して一切の力を加えることなく、その代わりとばかりに愛撫に精を出し始める。