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Kiss Again
第13章 白いパーカー
愛美のパジャマを脱がせると 無防備で小さな肩が剝き出しになる。 以前 おれはここに 考えなしにキスマークをつけた。
「噛みつくのと キスマーク どっちがいい?」
愛美がくすりと笑う。
肩に吸いつきながら パジャマの下も脱がせた。
愛美が おれのスウェットを脱がせてくれる。
素肌がふれあう。 とても気持ちがいい。 さらりとして いつもおれの体温より低い。 ひんやりとした手が背中にまわされる。 抱きしめ しばらくその感触を味わった。
愛美の小さな肩についた 紅いキスマークを見ながら 「きっと もう大丈夫」と思った。
「やって やって やりまくる?」
愛美が笑った。
「やりまくる」
可愛い顔して。 意味がわからずに言っているかのようだ。
「賛成」
そんなこと言いながら 抱きしめるのを止めることができなかった。
「もうちょっと こうしていさせて」
愛美は おれの髪の中に指を入れて 梳くようにまさぐる。
この儚げな細い身体が 手をゆるめると消えてなくなってしまうのではないか、 そんな気持ちだった。
テレビでは 出演者の名前を連ねた最後の字幕が 何度も繰り返し映し出されている。
「このまま 入れてもいい?」
抱きしめたまま 聞いた。
「うん」
おれは充分硬くなっているけど 愛美は大丈夫なのかなぁ。。。
抱きしめた手をほどかないまま ふたりで協力しながら 時折 笑いかけたりしながら 腰だけを動かし 探り当て 窮屈さの中を進み それでもどうにかひとつになれた。 中は 熱く潤っている。 ながいため息がでた。
「・・・ 痛かった? もう少し こうしていても いい?」
はちきれんばかりの欲情はあるのに もうしばらく 抱きしめていたかった。 本当に愛美が 腕の中にいることを 確信していたかった。
「うん。 このままで いい」
「へんかなぁ・・・ すごく気持ちよくて すごく幸せなんだ」
「わたしも・・・」