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Kiss Again
第3章 金曜日
珍しく 定時に仕事が終わった。
「安部、新しい店を 開拓したんだけど 一緒に行かない?」
声をかけてくれた同期の石神の後ろには 女の子を交えた何人かが 帰り支度をしている。
「恵比寿だよ」
「届け物があるから」
「金曜日に?」
嘘 へただよな。
「またにするよ」
金曜日に どこにも寄らないなんて 久しぶりだよな。
でも もしかしたら、の予感があった。
最寄の駅前のコンビニで てきとーに買い物した。”ふわとろプリン”とか どうかしているよな、と思いながら ハーゲンダッツのアイスまで買ってしまった。
へんにどきどきしながら ドアを開けた。
やっぱり。
キャメル色のデザートブーツがある。
「ただいま」
返事がない。 もしかして 寝てる?
「安部、新しい店を 開拓したんだけど 一緒に行かない?」
声をかけてくれた同期の石神の後ろには 女の子を交えた何人かが 帰り支度をしている。
「恵比寿だよ」
「届け物があるから」
「金曜日に?」
嘘 へただよな。
「またにするよ」
金曜日に どこにも寄らないなんて 久しぶりだよな。
でも もしかしたら、の予感があった。
最寄の駅前のコンビニで てきとーに買い物した。”ふわとろプリン”とか どうかしているよな、と思いながら ハーゲンダッツのアイスまで買ってしまった。
へんにどきどきしながら ドアを開けた。
やっぱり。
キャメル色のデザートブーツがある。
「ただいま」
返事がない。 もしかして 寝てる?