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Kiss Again
第3章 金曜日
 買い物袋を片付けた後、インスタントコーヒーでカフェオレをつくり あるだけのスティックシュガーを入れた。
 壁を背もたれにし ベッドに腰をおちつかせると 両脚の間に愛美を座らせて 後ろから抱くようにして身体を起こしてやり カフェオレを飲ませた。

 「周くん これ おいしくない」
 「そーゆー問題じゃあないの。全部 飲む」
 首筋のあたりが まだ酒臭い。
 ”まだいて ごめんなさい”か。可愛いよな。

 「ごちそうさまでした」
 「少しは 気分 よくなった?」
 「はい。でも とっても甘かったから のどがかわいちゃって」
 「水でいい?」
 「あっ・・・ 自分でやります」
 「いいよ。具合が悪いんだから」

 ペットボトルを差し出すと
 「さっきみたいな 後ろからだっこがいい」
 
 お前・・・なぁ あからさまに飢えないで。

 「愛美 酒臭いから いやだ」
 そう言うと 自分の身体を 鼻をならしながら どこそこ匂いはじめた。
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