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第6章 暗い力

　「このＴシャツ 借りてもいい？」
　 おれは もっと小さめの黒いＴシャツを出してやった。

　「ありがとう」
　 愛美は バスルームに着替えに行った。

　ふと見ると バルコニーに 愛美のパンティとＴシャツが干してある。
　おれが 起きる前に 洗って干したのか。
　
　出てきた愛美の着ているＴシャツは おれには小さめでも やっぱり大きい。
　スキニーパンツをはいているけど

　泣きはらした顔の愛美を抱き寄せ

　「もしかして、なんですけど ノーパンですか？」
　と聞くと みるみる顔が赤くなり

　「やだ・・・しかたないから・・・」

　 愛美の身体を 左右に振らしながら
　「うーーー むらむらするぅぅぅーーー」 というと

　笑った。

　笑えるじゃん。