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Kiss Again
第12章 再び スターダスト
中野にバレエ教室は 星の数ほどあるわけではなかった。
土日に ひとつずつ 訪ねてみよう。
とにかく 何かしなくては。
あのとき 愛美を送っていかなかった愚かさを 埋めてしまえる、何か。
土曜日に訪ねたバレエ教室のひとつ目は スポーツジムのような大きなもので 受付で 簡単に確認することができた。
次に訪ねたところは 小さな看板のようなものがあるだけで あやうく見逃してしまうところだった。
ドアが開け放たれていたので そのまま 中に入った。 受付のようなものはなく 事務所らしき部屋には 誰もいなかった。 左側は 練習室のようだった。
なんとなく練習室の方へ向かうと そこのドアも開いていた。
大きな鏡の前に 愛美がいた。
レオタードの上に たっぷりとしたTシャツを着 ショートパンツにレッグウオーマーの姿で 片手を挙げ ゆっくりターンした。
逢いたかった人が そこにいた。
次の動きで 愛美は 視界から 消えた。
土日に ひとつずつ 訪ねてみよう。
とにかく 何かしなくては。
あのとき 愛美を送っていかなかった愚かさを 埋めてしまえる、何か。
土曜日に訪ねたバレエ教室のひとつ目は スポーツジムのような大きなもので 受付で 簡単に確認することができた。
次に訪ねたところは 小さな看板のようなものがあるだけで あやうく見逃してしまうところだった。
ドアが開け放たれていたので そのまま 中に入った。 受付のようなものはなく 事務所らしき部屋には 誰もいなかった。 左側は 練習室のようだった。
なんとなく練習室の方へ向かうと そこのドアも開いていた。
大きな鏡の前に 愛美がいた。
レオタードの上に たっぷりとしたTシャツを着 ショートパンツにレッグウオーマーの姿で 片手を挙げ ゆっくりターンした。
逢いたかった人が そこにいた。
次の動きで 愛美は 視界から 消えた。