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フレックスタイム
第7章 入籍と過去の女
「それよりね、大変なの!」と、
ベッドの横のバッグを取って貰う。

「ほら!
携帯がこんなになってしまったから、
買い換えないと使えないの。
さっきも電話するの、大変だったのよ?」

「ホントだ。
これは買い替えだね?」

「あっ…」

「何?」

「ほら、見て?
バッグのここと…
指輪のここと、時計にも、傷がある。
持ち手に巻いてあるツイリーも血痕で壮絶な感じになっちゃった」

「これも買い替えだね?」

「違うわ。
この子たち、翔吾さんの代わりに、
私を守ってくれたのよ?
だから、指の怪我程度で済んだの。
だから、大切にしないと!」と言って、
そっとバッグと指輪の傷を撫でた。

時計は成人式の時に母方の祖父がプレゼントしてくれたものだった。
これも、遠くから護ってくれてたんだと感謝の気持ちで撫でた。


「暫く、右手の薬指に指輪はしないとね?」と言うと、
指輪を私から奪うと、
そっと右手の薬指に指輪を嵌めて、
指にキスしてくれた。


「今夜は、ここに泊まるから。
こんなに心配して病院に駆け付けたことはないよ。
本当に、百合が無事で良かった」と、
額や両頬、そして、唇にキスをする。


「点滴にも薬の成分、
入ってるらしいけど、
鎮痛剤、切れると痛いらしいから、
夜中に一度起こすから飲み薬も飲もうね?
口移しで、水、飲ませるから」と言って笑った。


「流石にその幅のベッドじゃ寝れないな?」と言って、
予備のベッドを隣まで動かして、
間の柵を取ると、
腕を伸ばして腕枕をしてくれる。


「明日、帰れると良いな。
ケンもお母様も古川さんも心配してると思うから…」

「そうだな?
でも、今夜はとにかく、
ゆっくり寝てくれ。
痛くなる前に飲んだ方が良いけど、
そんなの判らないから、2時くらいに起こして薬だな」と言って、
携帯のアラームを掛けている。


そして、夜中に起こしてくれて、
本当に薬を口に入れると、
水も口移しで飲ませると、
たくさんキスをしてくれた。
その甲斐あってか、
朝、看護婦さんの検温で起こされるまで、
2人ともぐっすり眠っていた。
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