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そぶりをやめて
第14章 入籍13日前
タバコは学生の時吸ってたけど、格好つけで吸ってただけなのと、金がかかりすぎるので、社会人になった時辞めたし。
お酒は、コロナ以前は、付き合い程度。
家でそんな飲んだりとかしないから、今はほとんど飲んでない。

まあ、デメリットといえば。
30代のうちは、転勤が多いだろうということ。
といっても、ここで結婚すれば、今後”何か”無い限り、県内移動のみ。
一応、長男なので、ゆくゆく実家の敷地内に家を建てて。
敷地内同居になるかもしれない。
両親の介護問題とかは、松岡家の兄弟で分担して、たなっちにのみ負担がかかることは無い...。

「まって、待ってってば!!」
「え。何か不明点がある?」

こっそり読んでるメモを手の中に隠して、顔を上げる。

「まっけーの言いたいことは、なんとなく分かった」
「なんとなく、じゃなくて。こういう事は、結婚前にしっかり話し合っておいたほうがいいって...」

正に、佳佑の姉の美佳が、嫁姑の介護問題でモメている。
母親経由で散々グチを聞かされて、両親の時の対策を打ってる最中だ。

「それは、そうなんだけど。もっと大事な。...その何というか。私にとっては、メインっていうか」

カフェラテが尽きたのか、お冷をゴクゴク飲んでいる。

今度は、たなっちが何やら言いたげだけど言いづらそうだ。

「...私が、結婚したいのは、さ」

一息ついて、ゆっくり言葉を探しながら言い始める。

「その。甥っこたちが、すっごく可愛いのよ。...で。自分も子どもが産みたいなって。...で、その。リミットとかもあるし、そろそろ結婚したいなって思ったの」

はあ。
つまり子どもが欲しいという事か。
別にそんな、言いにくい事でも何でもなくね?

「俺も、子ども好きだけど」

姉の美佳のところに、女の子が2人いる。
ここ1年ほど会ってないが、小さいころから懐いてくれてとても可愛い。
もちろん、自分も出来れば子どもを持ちたいと思っている。

「まっけー、は...。その...」

??

益々、真っ赤な顔をして、目線も合わないし。
え。まさか?

「え。セックス?するでしょ。そりゃ、夫婦になったら」

こんなイイ歳になって、言いよどむ事か?

「...だから!出来るのか、って聞いてるの!」

??意味が分からん。

「そりゃ出来るよ。おっさんだけど、まだまだ現役よ?」
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