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そぶりをやめて
第15章 158日
絶対言わないだろうけど、汐里も俺の事好きだと思う。

自信がある。

じゃないと、セックスがここまで気持ちいいワケない。


今の汐里にそう言っても、絶対認めないだろうけど。

自覚してないのか、認めたくないのか。


なにせ、佳佑が汐里を好き、というのも信じてなさげだ。

いくら佳佑が「好きだ」と呟いても、なんだかスルーされる。
というか、耳にまで届いてないというか。

届くまで、毎日何度でも言い続けてやる!


そのうち、ラブラブになる日は来るだろうか。

そうなったら、また一段とセックスが気持ちよさそうだ。

ヤってる時に、汐里に「佳佑、好き」と言われたら...。


あんなに、ヤったのに。

ちょっと想像しただけで、体が反応してしまう。


気持ちを落ち着かせようと、カーテンを開け、窓を開ける。

潮風がひゅうっと通り抜け、カーテンが大きく舞う。

慌ててそのまま外に出て、窓を閉めた。

結構広めのウッドデッキになっていて、真四角で固そうなソファセットと、布製のハンモックがある。

迷わずハンモックを選んで、寝転んでみる。


少し夕方に近づいてきているのか、端が白くなりつつある空だが、十分に眩しく日差しもまだキツい。

目を閉じて、ウッドデッキの下の浜辺に打ち付ける波音を聴く。

「...ふぅ」

落ち着いてきた。


今日は確か。

レストランは蜜を避けるため、コテージへのデリバリーもしていて。
それを注文してるのが、たぶんもうすぐ来る。

クアパンツァとかなんとかいうのを汐里が注文してたけど、何が入ってるのだろう。

結婚式してから料理が楽しくなってきた汐里が、ネットで見たとかいうやたらとややこしい名前の料理をよく作る。

美味しくないこと無いのだが。
もっとガッツリ、“肉”!
みたいなのが、本当は食べたいんだけどなぁ。

でも最近、あの運動ゲームのおかげと、その呪文のような料理の数々で痩せてきて。
成人してから、こんなに痩せたのは初めてなのだ。

健康のことを考えると、このままでいいのかなと思えてくる。


あと、少しだけお腹の筋肉もついたからか。

アッチの勢いが、イイ気がする。

35にして、20代半ばの頃の反り返りようというか...。


「...佳佑?」
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