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そぶりをやめて
第7章 117日
唇を軽く交わしながら、ふと思い立つ。

手を伸ばして、ダイニングテーブルの上のリモコンを取ると、部屋の照明を消した。
テレビのリモコンにも手を伸ばして消す。

カウンターキッチン内の電気はついてるけど、あそこまでは行けそうにない。

「明るいほうがいいのに」
「いいの。ね、目つむって」
「へ?目?えー、何すんの」

思ってたのと違ったのか、佳佑が不服そうに軽く口をとがらせる。

「いいから、早く」

右手で目の上をふさぐと、しぶしぶ瞑った。
眉間に力が入って、なんだかヘンテコな顔。

「キスすんのに、なんで...」
「しーっ」

急かす唇を、指先で止める。

そっとその指を離してから、まずは眉間にキスを落とす。

「えー」

開けようとするその右の目にキスをして。
反対の頬にして、耳にして、とあちこちに間を持たせながら、ゆっくりと唇を当てる。

くすぐったいのか、時折眉がピクっとしてる。

あくまで唇には触れない。

耳の下の首にキスしてから、ふと気付くと、佳佑が唇を突き出してる。

「ふっ」

思わず声が漏れた。

「んー」

ますます突き出して、タコみたい。

無言のアピールだろうな。

汐里も、口を突き出して、ちゅっと重ねる。

すぐ離れてみたものの、佳佑はもっと口を突き出してる。

今度はさっきよりかは長く、また重ねる。

同じように離れようとした汐里を、いつの間にか目を開けた佳佑が追いかけて、唇が深く重なる。

「んぅ、んふっ...、ちょっとー、佳佑」

逃れるようにして、咄嗟に佳佑の頬ごと口をつまむ。

「...にゃに」

口を摘まれたまま、ワザと真面目な顔して、恐らく「何?」って言ってる。

あはは。やっぱり無理だわ。エロいキスしてとか。


手を離しても尖らせたままの唇が、今度は汐里の首すじに吸い付く。

「ちょ、くすぐった...いっ、んふ...」

いつの間にか、両腕が体にまとわりつくようにしていて、逃れられない。

互いの腰も動いて、僅かな布越しにその場所を擦りあっている。

「...っふ、...ん」「ん...、っは...」

いつの間にか、2人の舌が競うように相手を舐め回し、呼吸が上がってきているのを肌で感じる。

「...ベッド、行く?」
「やだ。...このままシて」
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