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そぶりをやめて
第7章 117日
佳佑が少し驚いた顔をして、汐里は自分が発したコトバに我に返る。

「...っ、マジか」
「ごめん。やっぱりベッド行こっか...」

その場所から降りようと浮かした腰を、素早い動きで抱きしめられる。

「待って。...シよ、ここで」

このマンションに来てから4ヶ月程だが、寝室以外でセックスしたことはなかった。

なにせ、リビングのすぐ隣に寝室がある。
寝室も広くないので、このダイニングソファから数歩でベッドには辿り着けるのだ。


佳佑の腕のチカラが弱まって、汐里はゆっくりとその膝に深く座り直した。

唇が今一度深く重なって、舌が行き交う。

佳佑の両手が汐里の太ももをより引き寄せ、ゆっくりと腰が動く。

さっきよりも確実に固くなったその場所と、強く擦れて汐里も腰がくねり動く。

「はっ...」「んはぁ...」

息とともに荒くなって行く動きに、それでも物足りなくて。

「...早く、...ほしい、よぉ」
「ん...、じゃ、1回腰、あげて...」

佳佑の肩になんとか手を置き、膝をついて腰をあげる。

ぐっしょりと濡れたショーツ越しに、佳佑の指が這い回り、その場所に滑り込む。

「...っ。...んふぅ」

徐々に動き出す指先が、汐里の体を震わせる。
揺れる胸先も佳佑の舌に翻弄され、真っ直ぐしていられない。

ぐらりと傾いて、いつの間にやら、佳佑の膝にナナメに脚を拡げられ背中を半分預けるようにして、かろうじて座っている。

「っ、...んっ、んんっ...」
「...キツっ、もっと脚拡げて?」

佳佑の指に翻弄されながらも、自分がヘンテコな格好なのはわかる。
だけど、もっと奥を触って欲しい。けど、もうこれ以上は...。

「ん...、ほら...」
「や...ぁ、あっ、むりぃっ」

身体が大きく波打って前のめりになり、ダイニングテーブルの上に手を伸ばして倒れる。

佳佑の指が抜けて、足の間から生暖かい蜜が垂れて太ももを伝う。

テーブルにもたれかかっていた身体が動かされ、ソファの前から少し広い所に移動した。

「お願い、もう入れて...」

その言葉が終わる前には、もう佳佑が取り出したモノを擦り付けていた。

「っエロ...」
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