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蒼い月光
第3章 くのいち ウズメ

「お、お頭…」

「つまらぬ理由で里に帰しては
他の者に示しがつかんのでな…」

そう言って首領も下穿きを脱ぎ
褌(ふんどし)を解き始めた。

「い、いや…」

首領に貫かれるのは初めてではなかった。
くノ一として任務につく前に
処女膜をこの男に破られた。

女忍として色香を武器にせねばならぬ時が来る

そのときにためらわず股を開くためにも
男の味を知っておかねばならぬ

そう言われて恋心もないこの男に
処女を散らされたのだ。



あれからまだ一人も受け入れてはいない。
あのときの痛みが脳裏に蘇る。

「さあウズメ!股をひらけ」

ウズメは腕の中でスヤスヤと眠っている赤子を、
そっと草原に横たえた。
そして自身は覚悟を決めて
その赤子の横で仰向けになって体を開いた。

「すまぬのウズメ…
お主には解任の書を持たしてやることが出来ぬ。
前例をつくると後々やっかいなのでな」

お館(おやかた)様からも、
首領からも解任の書を待たずに
里に帰るということ…

それは戦場(いくさば)から
尻尾を巻いて逃げ出したということに等しい。


そんな恥さらしは
里に帰っても村八分という
厳しい処分が待ち構えているということだ。


だがウズメは覚悟の上だった。

赤子を抱き上げたときに、
体の奥から母性が覚醒してしまったのだった。

この子は我が手で立派に育て上げる…
腹を決めた女には怖いものなどなにもなかった。


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