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蒼い月光
第5章 くのいち修行

大好きなお母さまと、
もっと大好きなお父さまが愛し合っていた。

朱理は薄目を開けて、
二人の秘め事を見つめていた。

いやらしい、汚らわしいという感情はなかった。


父と母が、こんなにも愛し合ってるのだと
誇らしかった。


そんな朱理の素直な心に気づかずに
ウズメは女を主張するのに必死だった。

娘の朱理は、
これからどんどんと女の色気がでてくるだろう。

それに比例するように自分は肌の艶を失い、
深い皺が刻み込まれていく…

いつの日か朱里に疾風を奪われるかも知れない、
そう思うと嫉妬せずにはいられなかった。


腹を痛めて産んだ子でなかったせいか、
朱理が成長してゆくにしたがって、
一人の女として
意識してしまっていたのかもしれない。



疾風はウズメを貫きながら、
これから先も自分のイチモツが収まるのは
ウズメの壺だけだと思っていた。

朱里に抱いてほしいと駄々をこねられたときに
抱いてやると口約束したが、
それはあくまでも方便(うそ)であった。

自分を好いてくれているのなら、
抱かれることを夢見て、
つらい手ほどきにも耐えてくれるだろう。

方便とはいえ、心苦しかったが、
やはり朱里は娘…
いかに器量が良くとも、
そこには親子の愛情以外のものは生まれなかった。

親子といえども血の繋がりはない。
だが、そこには血よりも
濃い絆で繋がっているいるように思えた。

なのに、ウズメの奴は…
変に嫉妬などしおって…

己の腕の中で喘ぐウズメが心底可愛いと思った。

成長する娘に嫉妬し、
男を盗られたくないと
力いっぱいしがみつき腰を振る愛しき女房…

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