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蒼い月光
第6章 くのいちの関門、初枕

「これは、お前のためにしておるのだ。
お前は器量がよい。色仕掛けを早く覚えねばならん」

ワレメから流れ出る桜色の淫水を指に絡めると、
その指を菊門に挿した。

「きゃあ~~~!!そ、そこは・・・
お許しください!!」

突き刺した指を、
中で「くの字」に曲げて内壁をグリグリと掻いた。

「おおお・・・・」

前の痛みを忘れる程の快感が後ろに与えられた。

「ほれ、これが二穴責めじゃ。気持ちよかろう・・・」

確かに、排便のときに少しだけもたらされる快感に似た気持ちよさが襲ってきた。

「ほれ・・・ほれ・・・気持ちよいのであろう。・・・淫水がこんなに溢れておるぞ」

「あ・・あ・・・あああ~・・・す、すごく気持ち・・いい!!!」

不思議なことに痛みがどんどんと和らいでいった。

それに反するように、
何とも言えぬ気持ちよさが湧き出てきた。

「もっと快楽を与えてやろう」

そう言うと、親指をペロリと舐めて、
その濡れた指先を陰核に押し付けた。

「あああん・・・そこがいい!!
そこが気持ちいいの~!!」

「これが三ヶ所責めじゃ。気持ちよかろう。
よいか覚えておけ、男も同じように「へのこ」を吸われながら 金玉をやさしく転がされ、
尻の穴に指を刺されると気持ちよいものなのだ」

男の声がグワン、グワンと鼓膜に響いて
頭の中で渦巻いた。

いつしか鞘を自分で握り締め、
ズボズボと何度も突き刺していた。

やがて、薄行灯の灯火の部屋が白く靄(もや)ってきた。

視界がどんどん悪くなる。

あっという間に視界が白い靄(もや)に包まれ、 体中が痙攣し始めて朱理は昇天した。

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