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TRUE COLORS ~PURPLE~
第15章 “EDEN”
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「あ、そうそう。あいさつ代わりに、ひとつイイモノ見せてあげる。」
オフィスの一面に10台のモニターとその真ん中に一際大きいモニターがある。
そのうちの1つのモニターに写ってるところを、大きいモニターに映し出す。
朝比奈?
なにやってんのよ?こんなとこで!
「うふふ。気に入ってくれたみたいね。」
一緒にいる人たち……誰かしら。
「徹ちゃんに頼まれて、私が紹介したの。」
は?徹ちゃん?誰よ、それ。
あ、朝比奈 徹。だったわね。
一緒にいるのは……数名、見たことが、ある、わね。確か。
「いろんなモデル事務所と芸能事務所の社長たちよ。」
そう、そうだわ!でも、今回の映画に衣装提供する
ファッション事務所の社長までいるじゃない。
朝比奈の師、とも言われている、健三郎氏じゃない!
「徹ちゃんに頼まれたのよ。
この面々を集めて欲しいって。
レイ、あなたが今日来てくれるって分かった時に教えてあげなくちゃと思って。」
「この面々に会いたいって理由は聞いてる?」
さあ、そこまでは。と肩を竦める。
どうしよう。乗り込んでやるか?
「乗り込む気か?それはやめておけ。」
とふいに背後から聞き覚えのある男の声がした。
「なんで、あんたがここにいんのよ?」
と言いながらハッと思い出し。
「このウルトラドスケベS野郎!」
おやおや、と笑いながら手にしていた先程
マチ子ママのオーダーしたものをテーブル並べていく。
「お~お~。随分なおっしゃりようなことで。」
雅人の店で出会った、黒人男性だった。
「ベッドの中では、可愛らしかったっていうのに。」
マチ子ママの笑いが止まらない。
「あ、レイ。ご所望のお飲み物と軽食よ。
突っ立てないで、座って?」
ニコニコ笑いながらマチ子ママの隣に鎮座した黒人男性を睨みつけながら、
彼等の真向かいのソファに腰を下ろす。
いつの間にか私立ち上がっちゃってたのねと気付く。
「改めまして。“EDEN”のケルビムだ。
もちろんコードネーム。本名なら、ベッドの中で教えてやるぜ?」
睨み続けている私の視線なんてものともせず、自己紹介をしてくる。
コードネーム負けしてんじゃない?
オフィスの一面に10台のモニターとその真ん中に一際大きいモニターがある。
そのうちの1つのモニターに写ってるところを、大きいモニターに映し出す。
朝比奈?
なにやってんのよ?こんなとこで!
「うふふ。気に入ってくれたみたいね。」
一緒にいる人たち……誰かしら。
「徹ちゃんに頼まれて、私が紹介したの。」
は?徹ちゃん?誰よ、それ。
あ、朝比奈 徹。だったわね。
一緒にいるのは……数名、見たことが、ある、わね。確か。
「いろんなモデル事務所と芸能事務所の社長たちよ。」
そう、そうだわ!でも、今回の映画に衣装提供する
ファッション事務所の社長までいるじゃない。
朝比奈の師、とも言われている、健三郎氏じゃない!
「徹ちゃんに頼まれたのよ。
この面々を集めて欲しいって。
レイ、あなたが今日来てくれるって分かった時に教えてあげなくちゃと思って。」
「この面々に会いたいって理由は聞いてる?」
さあ、そこまでは。と肩を竦める。
どうしよう。乗り込んでやるか?
「乗り込む気か?それはやめておけ。」
とふいに背後から聞き覚えのある男の声がした。
「なんで、あんたがここにいんのよ?」
と言いながらハッと思い出し。
「このウルトラドスケベS野郎!」
おやおや、と笑いながら手にしていた先程
マチ子ママのオーダーしたものをテーブル並べていく。
「お~お~。随分なおっしゃりようなことで。」
雅人の店で出会った、黒人男性だった。
「ベッドの中では、可愛らしかったっていうのに。」
マチ子ママの笑いが止まらない。
「あ、レイ。ご所望のお飲み物と軽食よ。
突っ立てないで、座って?」
ニコニコ笑いながらマチ子ママの隣に鎮座した黒人男性を睨みつけながら、
彼等の真向かいのソファに腰を下ろす。
いつの間にか私立ち上がっちゃってたのねと気付く。
「改めまして。“EDEN”のケルビムだ。
もちろんコードネーム。本名なら、ベッドの中で教えてやるぜ?」
睨み続けている私の視線なんてものともせず、自己紹介をしてくる。
コードネーム負けしてんじゃない?
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