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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第17章 It's all right. 3
「ふぅ。これで、よし。」

PCからUSBを抜き取る。

今回のこのお話は筆が進んだなぁ。

PCで書き上げるのに筆が進むって表現おかしかったかな。

前回貧血で運び込まれた豪華な病室だった。

いつもの病室より、こちらの方が仕事もはかどるでしょ?

と朝倉医師の計らいがあったのね。きっと。

私の本、読んでくださったって言ってたもの。頑張ってるのねって。

レイが買って来てくれていたチョコを一粒口に入れる。

やっぱり、美味しい。

レイが来たら、このUSB渡さないとね。

レイにLINEしとこうっと。

書いてる途中、別のお話のプロットも浮かんだから、調べものでもしていこうかな。

あ、でももうすぐ夕食かぁ。

朝・昼でほうれん草出たから。夕食絶対レバーが出て来ちゃうなぁ。



気恥ずかしいままだが。

それは私だけの問題。

マチ子ママを紹介していただいて。

マチ子ママ曰く、

マチ子ママが手配することは朝比奈がやっちゃった様だけど。

橋渡ししてくれたお礼だけは言っておく、べきよね?

礼を欠くのは、絶対ダメ。

雅人に会いたいとか、そんなじゃないし。

お礼よ、お礼。

サオリもあっさり入院してくれたから、私もお酒呑んでも問題ないんだし。

“Part-time,lover”へ、向かっていた。

ん?LINE?

サオリだわ。え?もう書き上げた?

やっぱ家で色々やりながら書くよりは、捗るのかしら。

元々締め切りに追われるような契約はしておらず、

新作が出来たら出版社に持ち込むようにしている。

だから、連載やシリーズ化にはならない。

今回のプロット見たけど。

面白そうだったから、どう仕上がったか楽しみだわ。

などと考えていたら、もうお店の前まで来てしまっていた。

あら?時間早かったかしら。ドアの前にcloseのプレートが掛かってる。

そっとドアに手を掛けると。開いていた。

「…………すみません、雅人?」

照明は必要最小限度分だけついている。

開店前準備しては、いるってことかしら?

そっと中に入っていき、雅人がいないか声をかけた。

……静かすぎない? 何だか胸騒ぎがする。



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