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TRUE COLORS  ~PURPLE~
第20章 Let's party at the bar
まさか、出掛ける前にあんな風にばったり出会うなんて思わなかった。

レイが私用とかで彼女の傍を離れているとは聞いていたが。

中へと誘導した時の、あの彼女の表情。

つけている香水を感じ取ったか。

ナルキッソス。

自分も以前は確かに好んでよく使っていたが、あの夢を見てからあの香りが辛い。


シプレ・ウッディ

落ち着く香りをと調香師に依頼し急遽自分用に作ってもらったものだ。

タクシーの中で、彼女に会ってしまったことに激しく動揺してしまっている自分を、

何とか落ち着かせようとタブレットを開き。

表示されるニュースの数々に目を通す。

打ち合わせ時の雑談時のネタ探しだ。

大原大臣、逮捕か。

クリーンなイメージで人気があったようだが。

俺があまり好きではない美魔女という言葉で

よくメディアにも出ていたな。

胡散臭い女だなというイメージしか俺にはなかった。

今日会う中のあの方。荒れているだろうな。




「そう、今日大学のお友達たちとでマチ子ママのとこ行くの!」

仮縫い合わせが終わって、差し入れのたい焼きをまりかちゃんとお茶している。

「うん、もう冬休みでみんなとなかなか会えなくなるし。

 クリスマスとニューイヤーパーティー兼ねてね。」

大学の仲のイイ男女8人グループで今日ランチをした時そういう話になったのだ。

みんなはもうハタチになってるけど、

私はレイから厳しく言われているのでお酒は飲めない。

それに、この時期。夜の街は酔っ払いさんたちがたくさんいる。

マチ子ママのお店の話をみんなにすると、みんな興味深々で。

レイが一番安全と言ってたこともあって、

そこに今夜行ってみる?と提案したら即決したのだった。

「まりか、一緒に行かない?」

「ごめん。今夜彼が先生との撮影旅行から帰って来てて、久々に…。」

と顔を真っ赤にする。

「そっか!ねぇ、まりか。いつか彼に私を紹介してね?」

きっとお似合いな2人なんだろうな。







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